佐藤公彦さんが亡くなりました。

愛称・ケメ。

70年代に日本の音楽界を席巻したフォーク・ソングブームの一端を支えた一人です。

個人的に彼の作品などについて、ほとんど知識はありません。

しかし子供の頃に好きだった古井戸というフォークバンドのヒット曲「さなえちゃん」という歌の歌詞の中に「ケメ」がでてきます。

歌詞の最初はこうです。

「大学ノートの裏表紙にさなえちゃんを書いたの。

一日中かかっていっしょうけんめい書いたの。

でも鉛筆で書いたからいつのまにか消えたの。

大学ノートの裏表紙のさなえちゃんが消えたの。

もう会えないの。

もう会えないの。

二度と会えないの。」

当時としては絶妙に力の抜けた、「これ、歌にするような内容?」と思うようなものでしたが、そこがあの頃のリスナーには受けたんですね。

そして次の歌詞にケメが出てきます。

「大学ノートの3ページにケメ君を書いたの。

一日中かかっていっしょうけんめい書いたの。

でもあんまり可愛いからにくらしいから消したの。

大学ノートの3ページのケメ君も消えたの。

もう会えないの。

もう会えないの。

二度と会えないの。」

誰もが気軽に口ずさめる本当に親しみやすい作品で、私はこのレコードを買ったことを覚えています。

なお、古井戸は加奈崎芳太郎と仲井戸麗市(愛称・チャボ)の二人によるフォーク・デュオ。

ケメと古井戸は当時同じフォーク畑のアーティストとして交流があったようです。