数あるビートルズコピーバンドの中でも、おそらく最高峰と思われるのがラトルズ(The Rutles)です。

彼らの場合、コピーバンドというよりは、パロディバンドといった方が正しいのですが、とにかく歌い方といい、サウンドといい、よくぞここまで!と驚いてしまうほどのクオリティなのです。

なので、ご本家同様彼らにも熱狂的なファンが存在。

1991年には、アメリカのガレージバンドが集結してラトルズのトリビュートアルバムまで製作されました。

メンバーでジョン・レノン役を担当したのがニール・イネス(Neil Innes)で、彼のちょっと鼻にかかった歌声はジョンによく似ていました。

さらに、ポール役のエリック・アイドル(Eric Idle)は、イギリスでは多分知らない人はいないぐらい有名なコメディアンですが、ポールの仕草や表情を心憎いほどうまく真似ていて、笑いながら唸らされてしまいます。

「ホールド・マイ・ハンド」(Hold My Hand)は、テレビ用の映画「ラトルズがやってきた」(ALL YOU NEED IS CASH)(1978年)のサウンドトラックアルバムに収められていました。

ビートルズがエド・サリヴァン・ショーに出演した時の映像をほぼ丸パクリして、当時の音楽番組がそうだったように、白黒の画面の中で「HOLD MY HAND,YEAH YEAH〜」とラトルズが歌います。

ノリの良い弾むようなメロディは、ビートルズの「オール・マイ・ラヴィング」(All My Lovin’)を彷彿とさせる秀逸な出来。

これ以外の作品も素晴らしいもの揃いです。

イロモノと片付けるのことができないすごいバンドだったと思います。