ゴスペルで鍛えた歌唱力。
それをフルに活かして聴くものをうならせたポインター・シスターズ(Pointer Sisters)。
彼女たちがブレイクするきっかけを作ったのが、1973年に発売されたシングル「「イエス・ウィ・キャン・キャン」(Yes We Can Can)でした。
オリジナルは、アラン・トゥーサン(Allen Toussaint)。
渋好みのミュージシャンです。
この曲を当時4人姉妹で編成されていた(後に3人になった)ポインター姉妹が、若さで押しまくる印象的な作品に歌いあげました。
大好きでしたね、この曲。
それまで洋楽といってもどちらかといえばポップスよりのものを好んで聴いていたのに、なぜかこの曲を初めてどこかで耳にした時、「これ、好きっ!」と感じてすぐにレコード(死語)を買いにいったことを覚えています。
ジャケットには、1930年代っぽいドレス姿の4人。
とにかく歌が抜群にうまかったです。
彼女たちの歌を支えるバンドの演奏もファンキーで重厚。
これもこの作品の価値を高めていました。
後に「スロウ・ハンド」や「ニュートロン・ダンス」などディスコ調の曲をヒットさせる前の彼女たちの歌、好きでしたねぇ。