「幸せをありがとう ぬくもり届きました。」

「誰かがわたしの生まれ日のこと 憶えていてくれると 独りきりではないととても勇気が湧いてくるのです。」

「生まれてきてよかった。」

こんな優しい歌詞で綴られる歌、さだまさしさんの「Birthday」は、笑福亭鶴瓶さんが日本各地をぶらぶら歩きながらその土地で出会った人たちに気さくに声をかけていく様子を撮影した番組で、オープングテーマとして使われています。

実はわたし、若いころはずっとさだまさし(と彼が昔デュオを組んでいたグレープ)が苦手でした。

どの曲を聴いてもなんだか湿り気と寂しげなイメージが先行しているように思えて。

当時の友人たちからは絶大な支持を得ていましたけれど、どうしてもそれに賛同はできなかった。

ですが、中年になってからこの曲を聴いて初めて彼の作品に感動しました。

もともと歌詞よりも音の方を重視してきたわたし。

しかしこの曲に関しては、歌詞の持つ力が大きかったです。

自分の誕生日を憶えてくれていた人に向ける、限りない感謝の気持ちに満ち溢れた温かな歌詞。

なんて素敵なんだろう。そう心から素直に思えるようになった。

そういう心持ちが理解できる年齢にようやくわたしも達したということなのでしょうね。