日本では「素直になれなくて」(Hard to Say I’m Sorry 1982)でおなじみのシカゴ(Chicago)。

彼らはアメリカのバンドで、このヒット曲からは想像できませんが、デビューしたての1970年代初頭の頃の彼らは「ブラス・ロック」という、ブラス・ホーンセクション中心の音楽をやっていました。

当時は全く新しいタイプの音楽として、注目されていたのです。

当時のアメリカではヴェトナム戦争に対する反戦歌をいろいろなミュージシャンが歌っていましたが、シカゴもその例にもれず、歌を通じて反戦を呼びかけていたと思われます。

この時期のヒット曲として有名なのは「長い夜」(25 or 6 to 4 1970)でしょう。

一度聞くと忘れられない印象的な旋律と、ダイナミックなブラスアレンジは、初期シカゴの代表曲と言っていいかもしれません。

個人的には、もちろんこの曲も良いですが、それよりもっと好きだったのが「クエスチョンズ67/68」(Questions 67/68  1971)でした。

曲全体の華やかさでは、「長い夜」の上を行っています。

そして歌詞の内容は、一見ラブソングのようで抽象的ですが、よく読んでいくとやはり反戦を歌ったものだとわかります。