「ラ・ヴィ・アン・ローズ」(La Vie en ros 1946)は、エディット・ピアフ(Édith Piaf)の代表曲。

エディット・ピアフは、世界的に有名なシャンソン歌手で、その波乱に満ちた生涯は映画化もされています。

日本では越路吹雪が歌ったことで知られている「愛の讃歌 Hymne à l’amour」 (1949年)も、もともとは彼女の持ち歌。

140㎝台という、ヨーロッパの女性としては当時としてもかなり小柄な方だったピアフですが、その小さな体から絞り出すようにして紡がれる歌声には、人生の機微が隅々にまで織り込まれていました。

第二次大戦中は、レジスタンス活動に対して貢献もしたと言われ、恋愛、愛する人との死別、自らの自動車事故、薬物中毒、結婚、離婚、多額の借金、など一人の人が経験するには多すぎる様々な出来事を乗り越え、再び愛する人と巡り合って再婚した矢先、ピアフは47歳の若さで病のためこの世を去ったのです。

そんな彼女の代表曲のひとつである、ラ・ヴィ・アン・ローズは「バラ色の人生」という日本語タイトルで親しまれています。

そして、ルイ・アームストロング、トニー・ベネット、エラ・フィッツジェラルド、ヴィング・クロスビーなど錚々たるアーティストたちからカバーされました。

日本でも美空ひばり、沢田研二、宇多田ヒカルなど新旧問わぬ優れたアーティストたちが歌っています。

この曲の魅力がいかほどのものか、これだけでもわかっていただけると想います。