加藤いづみは、1991年にデビューした女性歌手です。

彼女の代表曲といってもいいと思う「好きになって、よかった」は、1993年にドラマ挿入歌として使われ、一躍彼女を有名にした作品でした。

この曲はいつ聴いても、何度聴いてもじーんと胸に迫るものがあります。

いわゆる「失恋ソング」なんですが、別れた相手に対する恨みつらみなど一切なく、「あなたを好きになったことで、これから悲しいことがあってもわたしはつまづかないで歩いていける」と語っているのです。

そんな背筋の伸びた女性(を描いた歌)ですが、「同じ夢を見ていたあの日の二人は今どこにもいないよ」とぽろりと寂しさもこぼしていて、そこが胸をきゅんとさせるのでしょう。

多分失恋を経験しない人はほとんどいないと思います。

失恋をして辛くてどうしようもない時、寂しくて身の置き所がない時、そっと寄り添って傷ついたハートをやわらかく包んでくれる。

この曲はそんなふんわりとした優しさを持った作品です。